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家づくりコラム

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おしゃれな和室の間取り事例4選。メリットとデメリットも紹介!

「和室」と聞くと、古いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし現代の和室は、昔ながらの良さを受け継ぎながら、おしゃれな空間に進化しています。

本記事ではおしゃれな和室の間取りについて、ステーツの事例を元に解説しています。和室のメリット・デメリット、おしゃれにするポイントまでを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

和室のメリット

和室にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下では主なメリットを解説します。

畳の肌触りと香りでリラックスできる

畳の心地よい肌触りや、イグサの爽やかな香りにはリラックス効果があります。畳は、寝室や子ども部屋はもちろん、家族みんなでくつろぐリビングにも最適です。

近年では、イグサだけでなく、和紙で編まれたデザイン性の高い畳も登場。和室の用途がますます広がっている現在、畳は単なる床材ではなく、インテリアの一部としても、私たちの暮らしを豊かに彩ってくれます。

子供の遊び場所として最適

ファミリー世帯にとって、子供の快適な遊び場として、和室は最適です。また、畳の上では、おむつ交換やお昼寝など、赤ちゃんの世話もスムーズに行えます。

畳の柔らかな素材は、転んでも怪我をしにくいメリットがあります。フローリングと比べて衝撃を吸収してくれるので、安心して遊べるでしょう。衝撃音を吸収する効果もあるので、子供の遊び声が気になるという場合にもおすすめです。

ベッドがなくても寝室になる

和室は、ベッドがなくても快適な寝室として活用できる点がメリットです。

洋室では、フローリングに直接布団を敷くと冷えることがあります。しかし、和室なら畳の弾力性や保温性があるので、そのまま布団を敷くだけで快適な寝室を作ることが可能です。

また、畳に多く用いられる、天然素材のイグサは、湿度調整機能も備えています。夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があり、一年を通して快適な睡眠環境になるでしょう。

和室のデメリット

和室にはメリットだけでなく、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるか、以下では主な点を解説します。

間取りの分だけ費用がかかる

和室を設置すると、それだけ費用がかかります。

特に、間取りの分だけ費用がかかる点は要注意です。和室の広さは一般的に、四畳半あれば十分と言われています。しかし和室は面積だけでなく、畳をはじめとした特有の建材が必要です。従って、一般的な洋室に比べて建築や改造コストが高くなる傾向にあります。

また、和室の広さや、畳の種類によっても、費用は大きく変動します。素材やデザインにこだわりを持つほど、費用はかさみます。

さらに、和室は洋室と比べて、家具の配置に制限があるケースが少なくありません。和室に合う家具を新たに購入する必要があるので、結果的に費用がかかる可能性があります。

和室を設ける際には、予算と照らし合わせて判断しましょう。

家具を置くと畳に跡がつきやすくなる

和室の畳は、家具の重みで跡がつきやすい点がデメリットです。特に、机やタンスなど、重い家具を長時間同じ場所に置いておくと、畳が押しつぶされて、へこむことがあります。また、家具を頻繁に移動させると、畳の表面に傷がつきやすくなる点も要注意です。

これらの問題を避けるには、いくつかの工夫を行いましょう。例えば、家具の脚に滑り止めをつけたり、家具と畳の間にマットを敷いたりすると、畳へのダメージを軽減できます。

また、家具の素材や重さなども、畳への影響を左右するポイントです。家具や素材を選ぶ際には、素材や重さなどもチェックしてみてください。

畳のメンテナンスの時期が早い

イグサでできている和室の畳は、フローリングと比べて、定期的なメンテナンスが必要です。注文住宅のほか、賃貸マンションでも和室が選ばれにくい理由として「衛生面」や「手間がかかる」という点がよく言われています。

また、今の主流のフチなし半畳畳(琉球畳)は縁がない分、畳の角が保護されず、痛みやすい点に注意が必要です。樹脂製や和紙製の畳はイグサより丈夫ですが、縁ありと比べると強度が低くなります。

イグサも琉球畳も、時間の経過とともに変色したり、毛羽立ったりといった、経年劣化は避けられません。定期的に畳を裏返し、畳表を交換するといったメンテナンスが必要です。

畳の交換には、部屋の広さによっては、高額な費用がかかります。また、畳だけでなく、障子やふすまも破れることもあるので、これらのメンテナンス費用は、事前に計画しておくことが大切です。

畳のメンテナンスは、専門業者に依頼することが一般的です。自分で行うことは難しいので、定期的に業者に依頼し、状態をみてもらうことをおすすめします。

おしゃれな和室の施工事例と間取り

以下ではステーツが建てた、おしゃれな和室の実例をご紹介します。

事例01:キッチン横のモダン和室

面積:37.57坪
家族構成:夫婦+子供2人

こちらは、キッチン横に和室を配置した事例です。従来の和室のイメージを覆す、斬新な間取りとなっています。

小さな子供がいる家庭では、キッチンで家事をしながら、和室で遊ぶ子供にも目が届きます。また、来客時には、キッチンから飲み物などをすぐに出せるので、スムーズにおもてなしできます。

さらに、和室はダイニングスペースとしても利用可能です。座卓を置いて、家族団らんの場として使ったり、お客様をお迎えする際に、よりカジュアルな雰囲気で食事を楽しんだりできます。

キッチン横の和室を配置したことで、単なる寝室や客間としてだけでなく色々な用途として活用できる、柔軟性の高い空間です。

事例02:暗めの照明で居酒屋風和室

面積:38.11坪
家族構成:夫婦+子供2人

こちらの和室は、暗めのクロスと照明によって、居酒屋のような落ち着いた雰囲気を醸し出している事例です。大人の隠れ家といった趣きもあります。和室内には窓もあるので、日中は十分な明るさも確保。開放感も感じられる間取りです。

さらに、収納下の板の間は、ちょっとした飾り物を置けるスペースも。花瓶や骨董品などを飾れば、レトロな雰囲気が増して、より一層雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。

日々の疲れを癒したい時や、友人たちとゆっくり語り合いたい時にぴったり。照明の明るさを調節したり、飾るものを変えたりすれば、様々な雰囲気を作り出せます。

事例03:造作建具がアクセントになるモダン和室

面積:37.73坪
家族構成:夫婦+子供2人

琉球畳を採用し、天井には間接照明を取り入れ、現代的な雰囲気に仕上げた和室の事例です。特に目を引くのは、間接照明が照らした先にある吊り収納と、クロス仕上げの造作建具。

造作建具は、既製品にはないデザインや素材を取り入れられるので、空間のアクセントになります。クロス仕上げの建具は、柔らかな光を反射し、温かみのある雰囲気を演出している点がポイントです。吊り収納は、開放感を保ちながら、収納スペースを確保できます。

琉球畳は、畳の縁がないので、すっきりとした印象に。洋風のインテリアにも、合わせやすいのが特徴です。モダンながらも、どこか懐かしい温もりを感じさせる空間となっています。

和室をおしゃれにするポイント

和室をおしゃれにするには、特に何に注意すれば良いのでしょうか。おしゃれな和室にするポイントを解説します。

照明にこだわる

照明は和室の雰囲気をおしゃれにする要素の一つです。照明一つで、部屋の印象はガラリと変わります。

間接照明を効果的に使うと、柔らかい光が壁や天井に反射し、落ち着いた大人の空間を演出できます。ペンダントライトを選ぶ際は、和紙や木といった自然素材のものがおすすめです。温かみのある光を放ち、和室に馴染みます。

さらに、照明の色温度も重要な要素です。暖色系の光はリラックス効果が高く、寝室に最適。一方、白色系の光は集中力を高める効果があるので、書斎や作業スペースに向いています。

照明を選ぶ際には、部屋の広さや、どのような雰囲気を作りたいかなども考慮することが大切です。畳の色や壁の色と組み合わせて、照明を選びましょう。

観葉植物を置いてみる

和室に観葉植物を取り入れると、部屋に緑が生まれて、グッと温かみのある空間に変わります。観葉植物は、ただ部屋を彩るだけでなく、空気清浄効果やリラックス効果もあるアイテムです。

和室に置く観葉植物を選ぶ際は、和テイストの雰囲気に合うものがおすすめ。斑入りの葉を持つ植物や、盆栽のように樹形が整った植物は、和室の落ち着いた雰囲気に良く合います。鉢カバーは陶器や竹製のものを選ぶと、より一層、和風な雰囲気を演出できるでしょう。

観葉植物を置く場所も重要です。床の間の脇や、窓際に置くと、自然光を浴びて植物がいきいきと育ちます。低い位置に置くと、畳に座ったときに視界に入るので、リラックス効果も高まるでしょう。

和紙や砂壁など壁紙にこだわる

壁紙も、和室をおしゃれにする要素の一つです。和室には、古くから和紙や砂壁といった伝統的な素材が用いられてきました。しかし近年では、これらの素材を現代的にアレンジした壁紙も数多く登場しています。

和紙の壁紙は、自然な温もりと光沢感が特徴です。光を通しやすく、部屋を明るく柔らかな雰囲気にしてくれます。調湿効果も高く、快適な室内環境を保つうえで有用です。

また、砂壁の壁紙は、土壁のような自然な風合いが魅力です。無機質な空間になりがちな現代の住宅で、砂壁の壁紙は、温かみのある空間を作り出せる素材です。

壁紙を選ぶ際には、部屋の広さや、どのような雰囲気を作りたいかなどを考慮して選びましょう。狭い部屋には、明るい色の壁紙を選ぶと、空間を広く見せる効果があります。また、落ち着いた雰囲気を作りたい場合は、深みのある色や柄の壁紙を選んでみてください。

一般的に、壁紙の模様替えは頻繁に行えるものではありません。マイホームの計画を立てる段階から、どのようなものが良いか、プロに相談して決めましょう。

まとめ

照明や小物、壁紙などは、和室の雰囲気を左右する要素です。おしゃれな和室を取り入れる際にはぜひ、この記事で紹介した事例やポイントなどを参考にしてみてください。

ご検討の際には、モデルハウスや完成見学会を実際に訪れたり、実績が豊富なハウスメーカーに相談したりして情報を集めましょう。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、納得いくまで新築マイホームのプランをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。注文住宅に数多く関わらせていただいた住宅プランナーの視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。