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家づくりコラム

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テレワーク部屋は間取りが大切!注文住宅で快適な書斎を作るポイント

テレワークや働き方改革が広がり、在宅で仕事をするスタイルが普及しています。これから家を建てようとしている方の中には「テレワーク部屋を作りたい!」と考えている方も多いでしょう。しかし、具体的にどの程度の広さがあれば良いのか、部屋の配置をどうすべきか、など悩む部分は多いですよね。

この記事ではこれから注文住宅で家づくりをご検討の方に向けて、テレワーク部屋で人気の間取りの特徴や書斎を作るポイントなどを解説します。ぜひご覧ください。

テレワーク部屋を作りたいけど、個室が確保できないかも......。
自宅で快適に仕事ができる間取りやレイアウトってあるのかな?
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働きやすいテレワークの環境を整えるには間取りが大切です。
本記事でご紹介するポイントをチェックすると在宅ワークでストレスのない住まいづくりに近づきます。ぜひ参考にしてみてください!
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テレワーク部屋で大切なポイント5選

ストレスなくテレワークに取り組める部屋にはどのようなポイントがあるのでしょうか。テレワーク部屋を取り入れる際、押さえておきたい点を5つをご紹介します。

1.テレワーク空間と生活空間を分ける

在宅で効率良く仕事をするためには、テレワーク空間と生活空間を分けることがポイントです。まずは仕事に集中できる場所に、テレワーク部屋を作りましょう。

家族が賑やかに行き来する場所にワークスペースを設けると、仕事に集中できません。また、テレビ会議の途中で家族の姿や声が入り込むと、業務上の情報が外に漏れる懸念を上司やメンバーが抱いてしまいます。

・デスクの配置位置やレイアウトを工夫する
・趣味のアイテムが背景に映り込まないように隠す
・パーテーションやカーテンで空間を仕切って生活空間と区別する

このように、落ち着いて仕事ができる環境にすることが大切です。

2.快適な環境を整える

快適なテレワーク部屋を作る際にはアイテムだけでなく、間取りやレイアウトなどに配慮することもポイントです。

テレワークでは部屋にいる時間が必然的に長くなります。部屋の日当たりや眺望など、心理的な影響に気を配ることが重要です。

例えば「北向きの部屋は冬場に寒い」「窓がないと閉塞感がある」などが考えられます。仕事の合間に気分転換するためにも、見晴らしの良い部屋にテレワーク部屋を設置するのがおすすめです。

とくに、冬場の寒さは長期的にみると、光熱費がかさむ原因にもつながります。節約のためにも、快適な場所にテレワーク部屋を配置しましょう。

3.セキュリティを高める

テレワークで仕事をする際、守秘義務のある事柄を家で取り扱うケースがあるでしょう。多くの会社では家族であっても、知り得たことを外部に漏らしてはいけない決まりがあります。テレワーク部屋にも、何かしらセキュリティ対策を講じることがポイントです。

例えばオンラインミーティングで、機密事項を話すことがあるかもしれません。また、オンラインでの商談中に家族の声が入り込むと、商談相手の心証を損ねる可能性もあります。

セキュリティを高めるためには、外部からパソコン画面が見えない場所にテレワーク部屋を配置したり、ウェブ会議や電話専用の部屋を設けたりなどの工夫が必要です。

4.Wi-Fiやコンセントの配置に気をつける

ストレスなく仕事を進めるためには、通信状況の良好なWi-Fi環境が重要です。インターネットの環境が悪いと、仕事がはかどらずにストレスを感じます。

仕事の能率が下がる状況を回避するためにも、Wi-Fi環境が悪い場合はインターネット環境の改善を検討しましょう。

また、パソコン関連のアイテムを使用する際には電源の確保が欠かせません。テレワーク部屋を想定していない部屋は、コンセントの数が足りない可能性があります。

これから注文住宅での家づくりを進める方はテレワーク部屋のコンセント数を確保しておくと、延長コードを這わせる必要なく、すっきりとした部屋づくりができます。

5.冷暖房を考える

テレワークだと夏場に汗だくになりながら通勤する必要がない反面、エアコンの電気代がかさむのが気になるところ。

電気代を節約するためにエアコンの設定温度を上げると、仕事の生産性が下がるだけでなく、熱中症のリスクが高まるため注意が必要です。また、冬場は凍えるような部屋で仕事をしても生産性が上がらないでしょう。

季節を問わず快適に過ごせるテレワーク部屋にするためにも、冷暖房効率の高い家づくりを検討しましょう。

例えば遮熱性の高いカーテンを使って外からの熱をシャットアウトできれば、少ない電力で心地良く過ごせる環境が整います。また「西日が強く当たる西面をテレワーク部屋にするのは避ける」といった対策も有効です。

また、2〜3畳程度の小さいテレワーク部屋にする場合、わざわざエアコンを設置するべきか迷う方も多いでしょう。その際は、寝室と一部空間が繋がる設計にするなど、工夫が必要です。

テレワーク用の部屋がある人気の間取り【事例あり】

ここではテレワーク用の部屋がある、人気の間取りの事例を3つご紹介します。これから注文住宅で家を建てる方は参考にしてみてください。

個室型

個室型とは、テレワーク専用の個室を作り、書斎のような形で利用できる間取りです。

上記の間取りでは2Fに完全個室が設けられています。

個室型は仕事部屋として特化しているため、集中しやすい点がメリットです。テレビ会議の話を家族に聞かれたり、パソコン画面を見られる心配がないため、セキュリティ面でも安心できます。

また、モニターやマイク、照明器具など自分好みにレイアウトできるため、快適な環境でモチベーション高く仕事に打ち込みたい人にも最適です。

デメリットは仕事専用の個室を設ける分、コストがかかること。また、土地面積は限られているため、ほかの居住スペースを圧迫することになります。広いスペースを確保するのが難しく、開放的な空間で仕事がしたい人には不向きでしょう。

子育てをしながら在宅で働きたい方は、個室型だと子供の様子を確認できない点に要注意です。個室型は仕事に集中できる環境である一方で、仕事と並行して家事をすることが難しくなります。

半個室型

半個室型のテレワーク部屋は、部屋の一部を有効活用して簡易的なワークスペースを確保できる間取りです。個室型のような独立した部屋ではありませんが、空間をうまく活用して仕事に集中できる環境を作り出せます。

上記の間取りはLDKの一部(ダイニング裏)にテレワークスペースを設けています。

上記の間取りは寝室の一部にあるタイプです。

半個室型は建築コストを抑えながら、仕事に集中できる環境を作れる点がメリットです。後述するオープンスペース型も同様にスペースを有効活用する間取りですが、半個室型はよりセキュリティ性面に優れており、ウェブ会議がしやすい特徴があります。また、寝室と書斎で冷暖房を共有できるため、小さな書斎用にエアコンを設置せずに済みます。

デメリットは個室型に比べると、電話の声やテレビ会議の声が漏れてしまう可能性がある点です。家族が自宅にいない場合は問題ありませんが、そうでない場合はセキュリティ対策を講じる必要があります。

オープンスペース型

オープンスペース型のテレワーク部屋は、リビングや階段の踊り場など、本来書斎ではない空間を有効活用する間取りです。

上記は2Fホールにオープンスペースを設けた間取りです。手洗いカウンターと兼ねているため、ドレッサーとしても使えます。吹抜けのあるプランで床暖房も採用しており、2Fホールでも快適に使えるカウンタースペースです。

ダイニング横カウンターの間取り動画

上記はダイニング横のカウンタースペースにした間取りです。ダイニングチェアを反転して使えるので、仕事専用の椅子を買わなくてすみます。

オープンスペース型は半個室型と同様に、専用のテレワーク部屋を作る必要がないため、建築コストを安く抑えられる点がメリットです。リビングやキッチンなどにワークスペースを設ければ、子供の様子を見ながら仕事ができます。

デメリットはテレワーク空間と生活空間の区別が難しい点です。家族がいる場合は仕事に集中しにくい場合があるでしょう、

また、テレビ会議や電話をすると、情報が漏れる可能性があります。個室を作れない場合も、簡易的な仕切りを設けることで、対策が可能です。

具体的な間取りや施工事例については、商品カタログ(無料)にてご確認ください。

テレワーク部屋に必要なスペースを考える基準

テレワーク部屋を設ける場合、具体的にどのくらいスペースを確保すれば良いのでしょうか。ここでは必要なスペースを考える際の基準を解説します。

デスクのサイズ

一般的に使われているオフィスデスクのサイズは、幅120cm×奥行70cmです。

ただし、テレワークで必要なデスクスペースは職種によって異なるため、仕事で必要なアイテムがパソコンだけの人は横幅70cm程度でも十分な方もいるでしょう。

「パソコンを使用しながら資料を広げたい」「大きなモニターを一緒に使いたい」といった方は余裕のある横幅を確保すると作業しやすい環境を整えられます。デスクのスペースに合わせてキーボードやマウスなどもレイアウトしてみてください。

デスクチェアの引きしろ

デスクをレイアウトする際にはデスクチェアの引きしろにも配慮が必要です。

デスクチェアの引きしろが足りないと、立ち上がったり座ったりがスムーズにできず、ストレスを感じる原因になります。

また、人が頻繁に通る場所にチェアの稼働範囲があると、ぶつかったり邪魔になってしまう可能性があるため要注意です。

人がチェアに座っている時は45cm程度、立ち上がる際には60〜80cm程度の空間が求められます。この空間を基準に十分な広さが確保できているか確認しましょう。

通路の幅

通路の幅は最低でも60cm以上は確保しましょう。人の行き来が多い動線ではさらに広い幅をとっておくと、不便が軽減します。

通路の幅を設定する際には、部屋の中を実際に計測することもポイントです。テレワーク部屋に入れるデスクやチェア、収納棚、パーテーションなどのサイズを事前に把握しておくと、スムーズにレイアウトできます。

収納のサイズ

収納サイズは仕事で多く使われるA4の書類サイズより少し大きめを基準にしましょう。

棚の奥行きは大きければ大きいほど良いわけではなく、深過ぎると物が取り出しにくくなったり、何が入っているかわからなくなったりします。

デスク周辺に収納スペースを確保する際には通路幅にも配慮し、使いやすいサイズの収納を選びましょう。

その他設置したいもの

その他、テレワーク部屋で設置したいものは次の通りです。

テレワーク部屋のおすすめレイアウト

テレワーク部屋に必要なスペースを考える基準が理解できたところで、ここでは具体的なおすすめレイアウトを3つご紹介します。

デスク壁付けI型

デスク壁付けI型とは、デスクを壁に付けて設置するレイアウトです。デスクを単体または短辺同士を繋げて設置するため、省スペースながらも部屋を広く使えます。また、正面が壁になっており、余計や情報が入らず、仕事に集中しやすい環境な点もメリットです。

壁が正面にある分、圧迫感を感じる場合には窓の近くにデスクを設置すると、適度に開放感のある仕事環境になります。

集中してテレワークをしたいけれど、部屋が狭くなるのは避けたい方にこのレイアウトはおすすめです。

ただし、背後がオープンになる分、背後で行き来する人の気配が気になって落ち着かないことがあります。また、テレビ会議での背景の映り込みが生じる可能性があるため、パーテーションや仕切りを設けるなどの対策が必要です。

デスク壁付けL型

デスク壁付けL型は、L型のデスクや棚などを用いて体の正面とサイドに作業環境を設けるレイアウトです。デッドスペースになりがちな部屋の隅を上手に活用し、デスク上の作業スペースを広く取れるため、作業効率の高いワークスペースになります。

例えば、すぐ手が届く位置にプリンターやファックス、資料収納ボックスなど必要なものを置くことが可能です。作業スペースを効率的かつ十分に確保したい人におすすめのレイアウトと言えます。

ただし、レイアウトする部屋の面積が狭い場合は圧迫感が出る可能性がある点に注意が必要です。

デスクアイランド型

デスクアイランド型とはデスクを部屋の中央や入り口付近に配置するレイアウトです。社長室のようなイメージで、デスクを部屋の中央に配置することで、部屋全体を見回せます。また、広く空間を使用できるため、開放的に仕事ができます。

これは部屋の様子を見ながら、開放的に仕事がしたい人におすすめのレイアウトです。

一方、デメリットは広いスペースが必要になることです。狭い空間でデスクアイランド型にすると、通路が狭くなるなど、不便な形になります。

テレワーク部屋を快適にするためのおすすめアイテム

テレワーク環境を充実させるには間取りやレイアウトだけでなく、アイテム選びも大切です。ここではテレワークで使えるおすすめのアイテムをご紹介します。

照明

テレワークで使う照明は光色や明るさを基準に選ぶことが大切です。照明の光色は主に4種類あり、それぞれ期待できる効果が下表のように異なります。

テレワークでは照明の明るさにも配慮が必要です。JIS(日本工業規格)では各所作業に応じた照度基準が示されています。部屋の広さによっても明るさが異なりますが、作業・行動による照度基準とすると、書斎は500〜1000ルクス(lx)前後の明るさが不可欠です。

ウェブカメラ

ウェブカメラとはパソコンと接続してリアルタイムで映像を流す小型のカメラです。ZoomやSkypeなどのツールを利用したオンライン会議で使用します。

パソコンによっては内蔵カメラがついている機種もありますが、映像が暗くなりがちです。きれいな映像で撮影したい場合はウェブカメラを用意すると良いでしょう。

例えばフルHD(1080p)やHD(720p)、4Kなど高画質の機器を使うと、自分の表情を相手にはっきり見せることができます。通常、200万画素以上あれば資料の文字もはっきり映すことが可能です。

一般的にウェブカメラはモニター上部に簡単に取り付けられます。そのほか、無線もしくは有線の接続方法がありますので、使用しているパソコンや使いやすさなどに応じて選択してみてください。

モニター

テレワークをする際には、パソコンと接続してサブディスプレイとして使用するモニターがあると便利です。

ノートパソコンと接続して使うモニターの端子は機種によって異なります。外付けモニターを選ぶ際にはどのような端子で接続できるか、事前に確認しましょう。

テレワークで使いやすいモニターのサイズは24インチ(23.8インチ)前後です。画面サイズが大きくなると、その分価格も高くなります。

しかし、データや資料を編集する仕事では特に、大きめの画面の方が作業スペースが広くなって効率が上がります。ワイドモニターのように、横幅が広い製品の場合は、複数表示も可能です。

そのほか、高さが調整できるタイプのモニターなら、高さや画面向きを変えることで正しい姿勢で作業できます。フリッカーレスやブルーライトカット軽減機能があるモニターなら、目の疲労軽減も期待できるでしょう。

まとめ

これから注文住宅でテレワーク部屋を新しく作る際には、セキュリティ性や機能性など様々な観点を考慮することがポイントです。コンセントの数や位置、間取りなどは家づくりを設計する段階からしっかり計画を立てる必要があります。

家族みんなが幸せに暮らせる住まいづくりに近づくためにも、ぜひこの記事で紹介した間取りやレイアウトの特徴などを理解したうえで、テレワーク部屋の導入をご検討ください。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、テレワークに最適な部屋の間取りやレイアウトをご提案いたします。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
一級建築士や一級施工管理技士、インテリアコーディネーターなどのステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。 注文住宅に数多く関わらせていただいた専門家の視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。