ステーツトップ » 家づくりコラム » ペットと暮らす家の間取りと実例を紹介!注文住宅で叶える最適な家とは?

家づくりコラム

ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。

大型犬と中型犬のいるペンと専用土間スペース

注文住宅は、大切なペットと暮らしやすい家づくりを自由に叶えることができます。
どんなことに注意すればいいのか、犬と猫それぞれの性質に合わせた家づくりのポイントと実例をご紹介します。

ステーツでは、ペットと暮らすための家づくりも行っています。
いつかペットと暮らしたいと思っている方も、ぜひ参考にお読みください。
user01

ペットと暮らす家の注意点とポイント

犬も猫も共通で、ペットと暮らす家をつくるときの注意点とポイントをご紹介します。

床を歩きやすい素材にする

ワンラブフロアⅣ

ペットが歩きやすい床材を選ぶようにしてください。
硬くてツルツルした一般的なフローリングは、滑ったりして歩きにくく、怪我の原因になることもあります。
クッション性のあるフロアシートや表面がざらざらした滑りにくい樹脂タイルなどの床材がおすすめです。

ステーツでは、永大産業の「パートナーワン」やリクシルの「ラシッサS/Dフロア」、大建工業の「ワンラブフロア」等をご提案しています。
user01

汚れても掃除しやすい

ペットと一緒に暮らしていると、トイレの失敗や吐き戻しなど、いろいろと汚れてしまうことが多いものです。また、抜け毛などの掃除も必要です。汚れた時に水拭きや丸洗いができる床材がおすすめです。
また、隙間の多い床材も、汚れが掃除しづらいので、できるだけ避けた方が無難です。

リビングの一部をタイル敷の土間にして、ペット用のスペースをつくるのもおすすめです。
user01

ニオイ対策をする

ペットのニオイ対策の光触媒

ペットといえば、気になるのがニオイです。
トイレや床など頻繁に掃除していても、なんとなくペットのニオイがする、ということは多いのではないでしょうか。
実は、直接汚れがついていない場所も、ペットのニオイ成分が空気中に拡散して床や壁に染み込んでしまい、家自体がペット臭くなってしまうこともあります。

そのため、ペットのニオイ対策には、消臭機能のある壁紙やコーティングされた床、カーテンを選ぶと効果的です。

ステーツでは、防臭効果がありウイルス対策もできる光触媒コーティングも行えます。
user01

犬と暮らす家の注意点とポイント

ここからは、犬と暮らす家をつくる時の注意点とポイントをご紹介します。

ドッグランや散歩しやすい間取りをつくる

庭や屋上で自由に遊べるドッグランをつくると、犬とたくさん遊べるのでおすすめです。
また、散歩から帰った時に足を洗える洗い場をつくっておくと便利です。

シャンプーしたり、汚れ物を洗う専用のスロップシンクもおすすめです。
user01

室内で自由に動ける動線をつくる

犬は、嬉しいと走り回ったり、遊んだりするのが大好きです。
散歩の時間以外でも、室内で体を動かしてストレスなく健康的に過ごせると理想的です。

そのためには、できるだけ動き回れるような間取りを考えることが重要です。

犬の動線を考えて、リビング周辺を回遊性のある間取りにすることで自由に動きまわることができます。
user01

家族の近くに居場所をつくる

犬は群れで暮らす生き物なので、とてもさみしがり屋です。
リビングなど、なるべく家族のそばに居場所をつくるのがおすすめです。
また、穴を掘って寝床にする習性があるので、天井の低いスペースにベッドをつくると落ち着きます。

リビングの階段下などに専用の居場所をつくるのもおすすめです。
user01

猫と暮らす家の注意点とポイント

続いて、猫と暮らす家の注意点とポイントをご紹介します。

上下に動ける動線をつくる

猫は高いところが好きな生き物です。敵や獲物をみつけやすいため、周りを見渡せる場所にいると落ち着くのです。

そのため、キャットウォークやキャットステップをつくって自由に上り下りできるようにしてあげると理想的です。

吹き抜けがあって、上にのぼれるようになっていると快適に過ごせます。
user01

日向ぼっこができる窓辺をつくる

猫は日のあたる場所に寝転んでお昼寝をするのが大好きです。
また、窓の外を眺めることも好きなので、窓辺に安心して寝転べるスペースをつくってあげることをおすすめします。

高い位置にある窓の前に、猫が寝転べるような台をつけてあげることもできます。
user01

脱走しないように対策をする

猫脱走防止の柵のある玄関

猫は基本的に室内飼いが推奨されています。ただし、気をつけていても脱走してしまうこともあるので、玄関や開口部から脱走しないように網戸ロックや猫用フェンスなどをつけておくと安心です。

逆に、室内は自由に動けるよう、猫用のペットドアを設置することもできます。
user01

ペットと暮らす家の事例

ここからは実際にステーツでつくったペットと暮らす家の事例をご紹介します。

事例01:自由に遊べる広々リビング

家族構成:夫婦+子供2人
ペット:犬

1つ目は、犬と安心して過ごせる広々としたリビングの事例をご紹介します。
専用のトイレスペースと、犬用の滑りにくい床材、そして犬が自由に遊べる広いリビングをつくりました。

犬が過ごしやすい回遊性のある間取り図

階段下の専用トイレスペース

一緒に暮らす小型犬のトイレスペースを、リビング内につくることが施主様のご要望でした。
階段下の低い空間を利用してトイレの置ける専用のスペースをつくりました。

うちも犬を飼いたいのですが、トイレスペースをどこにするか悩んでいます。
user03
リビングに置くと場所が取られるので、階段下に専用のスペースをつくるのはいいですね。
user04
これだとトイレだけではなく餌や水飲み用のお皿も置けますね。
user03

安心して遊べる床材のリビング

21.5帖あるリビングは、犬が自由に遊べる広々とした空間になっています。また、犬が歩く時に滑りにくい、ざらざらした床材を選ぶことで、足の負担を減らす配慮をしています。

こちらの床材はフロアタイルというビニール製のタイルですので、汚れても掃除しやすくおすすめです。
user01
やっぱり普通のフローリングよりも、ペットに適した床材にした方がいいんですね。
user03
うちは汚すことが多いので、掃除しやすい素材を選びたいと思っています。
user04
ペット対応の床材は、基本的に汚れや傷、耐水などに配慮した素材ですので、そちらをお選びいただくと安心です。
user01

事例02:キャットステップのある家

家族構成:夫婦+子供2人
ペット:猫

二つ目は、猫と暮らす家の事例です。猫が喜ぶキャットステップや専用のトイレスペースなどを設置しました。
また施主様の要望で、キッチンには猫が入れないように建具などの仕切りを設置しています。

c

2階と行き来できるキャットステップ

高いところを上下で移動するのが好きな猫のために、リビングと吹き抜けの壁面に2階へ行き来できるキャットステップを設置しました。

キャットステップに猫がいる様子のイメージ
キャットステップは、厚みのある板をL字フックで壁面に固定して設置しています。
user01
自分でDIYも出来そうですが、家を設計する際にキャットステップの設置を相談すると、猫の動線も含めた間取りがつくれるんですね。
user05
吹き抜けから二階へつながる猫用キャットステップ

1階のトイレスペースからキャットステップをあがっていくと、吹き抜けの壁まで移動できるようになっています。

吹き抜けの壁には猫用の出入り口をつくってあるので、そのまま2階のホールに入ることができます。

猫用の出入り口
ペットドアは部屋の壁面以外にも設置することができるんですね。
user05
そうなんです。また、こちらは壁をくり抜いてつくった猫用の出入り口ですが、場所によってはロック機能のあるドア付きのものもおすすめです。
user01
ロック機能があると、猫の出入りを調整したい場所には便利ですね。
user06

猫が入れないように仕切りのあるキッチン

キッチンは危険なものもあるので、猫が入れないようにしたいというご要望もありました。
建具や室内窓で設置してリビングと仕切っていますが、キッチンにいても室内窓からリビングの様子がわかるようになっています。

室内窓を開ければ、ダイニングと食器の受け渡しをすることもできるようになっています。
user01
猫は作業台にも上がってきてしまうので、キッチンが閉め切れるようになっていると安心ですね。
user05
また、玄関には猫の飛び出しを防ぐための仕切り戸も設置しました。
user01
猫を飼う人が安心して暮らせる工夫がそろっているんですね。
user06

事例03:キャットルームのある家

家族構成:夫婦+子供2人
ペット:猫

3つ目の事例は、猫専用のお部屋のある家のご紹介です。
来客時やお留守番の時など、安心して過ごせるキャットルームをつくりました。

キャットルームのある家の間取り図

普段は自由に出入りできるキャットルーム

1階のLDKに設置されたキャットルームは、1.6帖の個室です。
施主様の要望で、来客時や留守の時など、安全な居場所としてつくりました。
完全な個室として締め切ることもできますが、普段はペットドアから自由に出入りすることができるようになっています。

足下のペットドアはロック機能付きなので、締め切ることもできるようになっています。
user01
普段は自由に遊ばせたいですが、留守番時など、締め切ることができる部屋があると安心ですね。
user06

換気と消臭機能のついた快適空間

キャットスペースにある換気扇と消臭設備

壁面にはキャットステップを設置し、その先に窓をつけて外を眺められるようにしました
日向ぼっこもできる特別な居場所です。

また締め切っていても臭いがこもらないように、換気扇と、パナソニックの天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」を設置しています。

たしかに、密室だと臭いがこもってしまいそうなので、脱臭や換気機能があると安心ですね。
user05
脱臭効果のあるエアイーは、ペット以外にも、シューズクロークやファミリークローク、リビングなどで設置するのもおすすめです。
user01

事例04:ドッグランのある家

ペット用土間スペースのあるリビング

家族構成:夫婦+子供2人
ペット:犬

4つ目の事例は、ドッグランのある家をご紹介します。ドッグランからリビングに入れる動線と洗い場スペース、そしてペット専用の土間空間をつくりました。

のびのびと遊べるドッグラン

庭は犬たちが自由に遊べるドッグランになっています。広さは37.8帖(62.62㎡)あり、フェンスで囲んであるので安心して遊ばせることができます。
また、リビングに面した土間空間へテラススペースから直接上がれる動線もつくりました。

家にドッグランがあるなんて理想的ですね!
user03
広さがない小さなスペースでも、ドッグランはつくれるのでしょうか?
user04
専用の庭などがない場合は、隣地境界線と建物の間の細長いスペースをドッグランのような使い方にすることもできますが、かなり細長い印象になります。

居住スペースを削ってドッグランをつくるかどうかは、お打ち合わせでご要望をしっかりお話合いさせていただいて、一緒に間取りをつくっていければと思います。
user01

スロップシンクのある土間スペース

ドッグランから室内に入ると、犬専用の土間スペースになっています。
備え付けのスロップシンクで汚れものを洗ったり、タイル張りの土間には排水口もあるので気兼ねなくシャワーで犬を洗うこともできます。

土間スペースへは玄関からも出入りできるようになっています。散歩から帰って来た時も、土間で足を洗うことができます。
user01
屋内に専用の洗い場があると、雨の日も安心して散歩へ行って遊ばせることができそうです。
user03

リビングに面したペットスペース

土間スペースはリビングの隣にあるので、リビングにいる家族と同じ空間で過ごすことができます。
犬は室内には上げずに、土間スペースにいてもらうことで、スペースを分けながら一緒の空間で過ごせるような間取りをつくりました。

お留守番の時など、犬もペット専用で仕切れるスペースがあると安心ですね。
user04
床がタイルでできた土間スペースであれば、汚れても掃除しやすくていいですね。
user03
そうですね。ペットの種類や飼い方、家族のライフスタイルによって間取りをご提案いたします。
user01

まとめ

犬と猫との暮らし方を、事例とあわせてご紹介いたしました。
人とペット、どちらもストレスなく快適に暮らせる家にするなら、注文住宅で間取りや素材から選ぶことをおすすめします。
ご予算や要望に合わせてご提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

icon
ステーツ暮らしのアドバイザー
一級建築士や一級施工管理技士、インテリアコーディネーター、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士などのステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。