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家づくりコラム

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カフェ風リビング&キッチンの実例4選!インテリアや照明の選び方とポイントを紹介

カフェ風のキッチンカウンター

おしゃれなカフェのような家で暮らしたいと思う方は多いのではないでしょうか。
お気に入りのカフェのような雰囲気を、家づくりで取り入れるコツとインテリア選びのポイントを、事例と合わせてご紹介します。

キッチン・ダイニング・リビングをカフェ風にするポイントと注意点

まずはカフェ風の家づくりのポイントと注意点について解説します。

カフェ風のテイストを明確にする

カフェ風といって思い浮かべるイメージは人それぞれ違います。
ナチュラル系のかわいいカフェもあれば、スターバックスのような落ち着いたモダンな内装を好む方もいらっしゃいます。他にもカントリー系、アンティーク系、プロヴァンス系など、さまざまなテイストの中から、まずは理想のイメージを明確にすることが重要です。

カフェが好きなので、自宅もカフェのような雰囲気にしたいのですが、どんなテイストにするか迷ってしまいます。
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まずは好きなカフェのイメージをピックアップしてまとめてみてください。
あとはプランナーが打ち合わせ時に、どういう部分を取り入れていくか相談しながら決めていきます。
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現在の好みだけでデザインを選んでしまうと、流行や好みが変化した時に飽きてしまわないか不安です。
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そうですね、将来的なことも考えたときに懸念がある場合は、着脱可能な照明器具や家具でカフェ風のテイストを表現できるように構成して、建築上の内装はシンプルにすることも選択の一つです。
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キッチンの腰壁にこだわる

レンガ風タイルのキッチンカウンター

カフェ風のキッチンを作るポイントの1つは、腰壁の素材を工夫することです。タイルやモルタルなどの変わった素材を取り入れると、空間のおしゃれ度がアップします。

LDKのどこか一箇所をテーマカラーにすることで、家全体のテイストを統一することもできます。
キッチンでの色使いはテーマカラーになりやすいので、どんな色合いがいいかイメージしながら選んでください。
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カウンターキッチンにする

モルタルのキッチンカウンター

カウンターキッチンにして、スツールと合わせると、カフェのような雰囲気を演出することができます。

カウンタースペースはいろいろな使い方ができ、家族とのコミュニケーションも取りやすくなるので実用性も高くておすすめです。
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ペンダントライト型の照明を取り入れる

裸電球のペンダントライト

照明器具もカフェの雰囲気をつくるのに大切な要素です。
特にキッチンのカウンターの上にペンダントライトを吊るすと、カフェっぽい雰囲気をつくりやすくなります。

ペンダントライトの照明器具
照明器具は、裸電球タイプのものや工業系(インダストリアル)のタイプがよく使われています。あまり明るくしすぎないこともポイントです。
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タイルを取り入れる

タイル壁のリビングダイニング

キッチンはもちろん、リビングの一部などにもタイルを取り入れると、空間のアクセントになり、カフェのような演出をすることができます。

サブウェイタイル
「白いサブウェイタイル×黒目地」は、カフェの内装でもよく使われる組み合わせです。
目地を黒くすると白いタイルが引き立ちますし、カフェっぽい雰囲気を演出するのにもおすすめです。
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飾り棚や見せる収納

カフェ風の飾り棚

キッチンの背面の収納などを、あえて目隠しせず、ディスプレイのように飾れる収納にします。
一部でもいいので、ディスプレイスペースを設けると、お気に入りの雑貨でカフェのような素敵な空間を演出できます。

コーヒーの道具や器などを飾ると、おしゃれなカフェのような雰囲気を作りやすくなります。
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木目と黒いアイアン

ヴィンテージ風のアイアンの収納棚

ブルックリンスタイルでよく使う、ヴィンテージ風の木目に黒いアイアン素材の組み合わせは、空間を引き締めてすっきり見せる効果もあります。

カフェ風でも、かわいくしすぎたくない場合にもおすすめです。家具や家電を黒にしたい場合も合わせやすくなります。
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工業系(インダストリアル)インテリア

工業系(インダストリアル)インテリアの照明

金属製のレトロで無骨な工業系のインテリアを取り入れるのもカフェ風のポイントです。
シンプルなデザインなので、ナチュラル系のテイストとも相性がよく、男性だけではなく女性からも人気があります。

トグルスイッチ

工業系インテリアは照明器具で取り入れられることが多いですが、スイッチパネルにもこだわって、トグルスイッチやステンレス製のものなどを選ぶと、より部屋の完成度が高くなります。

スイッチパネルは意外と目につくものなので、せっかくであればぜひこだわっていただきたいです。
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カフェ風リビング&キッチンの実例

ここからは、ステーツで手がけた実際の事例を使ってカフェ風の家づくりのポイントをご紹介します。

事例01:カフェのような過ごし方ができる家

カフェ風のカウンター席のあるキッチン

家族構成:夫婦+子供2人
延べ床面積:125.03㎡(37.82坪)
LDKの広さ:18.3帖+3.5帖

1つ目の事例は、内装だけではなく、カフェで滞在するように家族それぞれが自分の時間を楽しめる工夫をした家をご紹介します。

カフェ風リビングの間取り図 カフェ風リビングの間取り図
カフェの魅力はインテリアや内装だけではなく、そこでの過ごし方にもあるのではないでしょうか。
こちらの事例は、そんな「カフェのような動線」を意識してプランニングをしています。
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カフェのカウンターのようなキッチン

家族が過ごすキッチン

キッチンは対面式で、カフェのカウンター席のようなスペースを設置しました。
料理をする人と向かい合って座れば、お互いフラットな視線で対話を楽しみながら過ごすことができます。

キッチンのすぐ横にダイニングテーブルがありますが、対面式のカウンターを設置することで、さまざまな使い方ができるようにしました。
カフェのカウンター席のような使い方はもちろん、カウンタースペースを使って一緒に料理の下ごしらえを手伝うこともできます。
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夫婦のどちらかがキッチンに立って料理や家事をしているときも、カウンターに座れば対話することができるのがいいですね。
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対面式だと、距離がより近いのでコミュニケーションがとりやすそうです。
夕食の支度をしながら、子供の宿題をみてわからないことがあればすぐに教えることもできますね。
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キッチンから見た様子
また、キッチンの天井を少し低くすることで、リビング空間を広く見せる工夫もしています。
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小上がり横の壁が飾り棚になっているところも、ディスプレイと収納が両立できて便利そうですね。
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飽きのこないカフェ風アレンジの工夫

キッチンカウンターとペンダントライト

カウンターの上部にはペンダントライトを設置しています。
ベースは木のナチュラル系でまとめつつ、少しだけ色を入れたり、黒のアイアン系の素材をアクセントカラーとして取り入れることで、空間を引き締めてシックな印象を与えています。

カフェ風のインテリアにおいて、ペンダントライトなどの照明器具や家具は重要なポイントです。どんなものを選ぶかによって雰囲気が大きく変わります。
またリビングから見えるカウンターの色や素材、キッチンの背面などもカフェ風の演出には重要なポイントです。
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キッチン周りの壁の色も、つい無難な白を選びがちですが、そこを工夫することでおしゃれなカフェ風の空間を演出できるんですね。
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ただし、将来的な好みが変わって飽きてしまう恐れがある場合は、建築的な内装はシンプルに抑えつつ、照明器具や家具でアレンジするのもおすすめです。
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こちらの事例も、家具や照明でカフェ風の印象を演出していますが、内装自体はシンプルですね。
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キッチンとつながりのあるリビング

小上がりとLDK

リビングの一角には小上がりスペースと、そこにも小さなカウンターテーブルを設置しています。
小上がりのカウンターテーブルもキッチンやダイニングと向き合えるので、家族がそれぞれ別の場所で過ごしながらもゆるやかにコミュニケーションがとれる工夫がされています。

小上がりがあれば子供との遊び場やお昼寝スペースとしても使えますし、そこに腰掛けて使えるカウンターがあるのも便利ですね。
user05
ソファに座ってテレビを見ながら後ろの小上がりとも向き合えるので、それぞれの居場所がつながっているのがいいなぁと思いました。
user06
いろいろな動線を想定し、カフェの店内のようにそれぞれの使い方、過ごし方によって居場所を選べるような間取りを作ることができました。
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LDK以外もテイストを統一

木目と黒のアイアンの玄関

LDK以外の空間でもカフェ風のテイストで統一しています。
玄関と手洗いスペースも、木目と黒のアイアンの素材を使用しています。

寝室

こちらは寝室です。
キッチンと同じ壁のアクセントカラーを使用し、建具をLDKと同様にダークな色合いにすることで落ち着いた雰囲気に仕上げています。

床材や壁の色はもちろんですが、建具の色合いもインテリアの一部のようにこだわることでカフェのようなおしゃれな空間を演出できます。
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寝室まで自分の好みのテイストで統一できるのは注文住宅ならではのメリットですね。
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LDKだけではなく家中のテイストを合わせたいので、どんなベースカラーや素材にするか慎重に決めたいと思いました。
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事例02:色使いが楽しいカフェ風の家

カフェのようなダイニングキッチン

家族構成:夫婦+子供2人
延べ床面積:125.62㎡(38.47坪)
LDKの広さ:17.9帖

2つ目の事例は、カフェのような内装の空間で生活したいという要望を形にした家です。
自宅で食事をする時やテレワークで過ごす時も、まるでカフェにいるような特別な時間を感じられるようにしています。

インテリアはもちろん、内装の色使いや素材選びでも個性を出すことで、カフェの内装のような非日常感を演出しています。
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カフェ風の家の間取り図 カフェ風の家の間取り図

形と色が楽しい印象的なキッチン

色使いが楽しいカフェ風の家

LDKの中心となるキッチンは、背面の壁と作業台の腰壁を印象的な色にすることで、個性的な空間を演出しています。
また、作業台の手元を隠す役割の腰壁を斜めのラインにすることで、インテリアのような役割にもなっています。

キッチン背面の収納
メリハリのある色合いをあえて選ぶことで、空間の個性をしっかりと打ち出しています。またダイニングスペースのサブウェイタイルもインテリアのポイントになっています。
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インテリアだけではなく、壁の色合いを珍しい色にするだけで空間の印象が強くなりますね。またタイルを取り入れるだけで店舗の内装っぽくて、普通の家じゃないみたいです。
user05
色によって過ごしている人の気分も変わりますね。海外の家のような楽しい時間が過ごせそうです。
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特別感のあるダイニングスペース

特別感のあるダイニングスペース

白いサブウェイタイルと木目が目を引くダイニングスペースは、あえてキッチンから別室のような区切りをつけることで、カフェで過ごしているような演出にこだわりました。

壁面に備え付けのカウンターテーブルは、自宅でリモートワークをする際にも、まるでカフェで仕事をしているような気分になれるよう工夫しています。

家での食事がまるでカフェに来ているかのような気持ちになれていいですね。
家事や仕事もモチベーションが上がりそうです!
user05
自分の好きなカフェを自宅につくったかのような贅沢さですね。
リモートワークの際、背景が本当のカフェにいるように見えそうなのでいいなぁと思いました。
user06
こちらの事例は共働きの家庭でも家事と仕事がしやすい工夫がたくさん盛り込まれています。別の記事で紹介しているので、そちらも参考にご覧ください。
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壁の印象で空間を演出

ベッドルーム
寝室の壁面も遊び心のある素材を選んでいます。こちらの事例では場所ごとに素材や色合いが異なりますが、色のトーンを整えることでテイストに繋がりを持たせることができています。
user01
寝室もインパクトのある壁紙ですが、木目調のナチュラルな雰囲気があるので落ち着きますね。
user05
普通の家じゃなくてカフェや店舗のような内装にしたいので、これくらい遊び心があるのもいいなぁと思いました。
user06

事例03:造作キッチンでナチュラルな素材感の家

ナチュラルな素材感の家

家族構成:夫婦+子供2人
延べ床面積:112.40㎡(34.14坪)
LDKの広さ:19.6帖

3つ目の事例は、造作キッチンでナチュラル系カフェのような雰囲気の家をご紹介します。
やさしい色合いですが、タイルの素材感とキッチン回りの造りを工夫することで、カフェのような空気感を演出しています。

カフェ風の家の間取り図 カフェ風の間取り図

カフェの店内のような優しい色のサブウェイタイル

レンガキッチン

キッチンの腰壁は優しいグレーのタイルで作りました。カフェのカウンターのように作業台の手元を隠すことで、リビング側からもすっきりした印象にしています。
またキッチンの一角にペンダントライトを配置して、カフェのコーヒー受け取りスペースのような演出をしています。

本当にカフェのようなキッチンですね。タイルの腰壁がリビングのアクセントにもなっています。
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キッチンの上の天井には下り壁をつけて空間をやわらかく区切っています。内側にはコーヒー豆やキッチン用品を置いておける収納になっています。
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造作キッチンの作り込み

ナチュラルなレンガタイルのキッチン

アイランド型のキッチンは高めの腰壁で目隠しをしているので、生活感を隠すことができます。

ダークブルーの造作キッチン

また、キッチン回りも黒板のボードやディスプレイ棚を設置してカフェ風のテイストを作り込んでいます。

後ろの背面の収納とお揃いの作業台の濃いブルーが素敵ですね。
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既製品のキッチンと造作の組み合わせで、お好きなテイストのキッチンを表現することも可能です。
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吹き抜けと開放感のあるリビングとダイニング

ソファのあるダイニング

キッチンの隣は壁付けに設置されたソファ席のあるダイニングスペースとなっています。
明るくナチュラルな雰囲気にしたいというご要望から、家具なども明るめの木目とキッチンタイルと同じライトグレーを使用しています。

吹き抜けのあるリビング

リビングとダイニングの上部は吹き抜けになっていて、光が差し込む明るい空間になっています。
奥にある小上がりスペースは、吹き抜けとは対照的に落ち着いて過ごせるレイアウトにしました。

吹き抜けからの明かりと明るい色調の室内が、ナチュラルで落ち着いた優しい雰囲気ですね。
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LDKはライトグレーと濃いブルーでインテリアの色合いを統一しています。
ところどころにある濃いブルーが空間に落ち着きを与えています。
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観葉植物の緑も映えますね。
コーヒーを飲みながらリラックスした時間を過ごせそうです。
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事例04:ブルックリンスタイルのカフェ風の家

隠れ家のような落ち着いたLDK

家族構成:夫婦+子供2
延べ床面積:99.17㎡(30.91坪)
LDKの広さ:19帖

4つ目の事例は、天井ルーバーやダークカラーの建具と白いタイルで、ブルックリンスタイルのような落ち着いた雰囲気に仕上げました。ブルックリンスタイルのカフェは、木目調にアイアンの工業系のテイストを取り入れているのが特徴です。

3つ目の事例とは対照的で、落ち着きのある色調と照明で、隠れ家のようにくつろげるカフェをイメージしました。
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カフェ風の家の間取り図 カフェ風の家の間取り図

白いサブウェイタイルが引き立つダイニングキッチン

サブウェイタイルのキッチン

キッチンは壁付けでオープンに設置し、白のサブウェイタイルとともにインテリアのように見せるレイアウトを採用しています。
収納は木に黒のアイアンを統一して使い、室内のアクセントになっています。

キッチンのパネルと白のサブウェイタイルがとても可愛いキッチンですね。
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ディスプレイのように見せる収納も、カフェの店内のような演出になっています。
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キッチン脇のワークスペース

キッチン脇のワークスペースも、カウンターテーブルを設置して、いろいろな使い方ができるようになっています。

キッチンとあわせてこのような収納と作業スペースを造作でつくることもできます。
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おしゃれなキッチンツールを置けば、絵になる空間になりそうですね。
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天井ルーバーで奥行きのある空間

落ち着きのある照明

ダイニングとリビングは、壁と床の高さを変えることで空間を区切っています。
リビングは天井ルーバーを使い、天井に奥行きを持たせています

天井ルーバー
天井ルーバーもカフェ風の内装で人気があります。部屋全体ではなく、空間の一部に使用することで、天井を高く見せる効果もあります。
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落ち着いた色合いと照明で、大人っぽい雰囲気ですね。
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ダークグレーで統一した建具と室内窓

室内窓のあるLDK

LDKの窓枠やドアなどの建具はダークグレーで統一しています。
また、リビングには室内窓を設置しておしゃれな空間を演出しています。

室内窓を設置すると、空間を広く見せたり、隣の部屋の明かりを取り入れることもできます。
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ヴィンテージ風の素材の玄関

玄関側から見た室内窓です。ここも壁面の素材を石目調にし、素材感でヴィンテージ風の空間を作っています。

玄関は来客が一番最初に目にする場所なので、おしゃれな空間でお迎えできるのは嬉しいですね。
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ダークグレーを多めに使っていることで、空間全体がシックで可愛くなりすぎないのがいいなぁと思いました。
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まとめ

カフェ風の家は、デザインだけではなく、実用面でも暮らしやすい動線作りや家族のコミュニケーションにも役立てることができます。

内装にいつか飽きてしまうかもしれないと心配する場合は、照明や家具だけで演出することも可能です。

ステーツではいろいろな事例がありますので、ご興味のある方には無料でスタイルブックをお送りしています。ぜひお気軽に資料請求ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
一級建築士や一級施工管理技士、インテリアコーディネーターなどのステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。 注文住宅に数多く関わらせていただいた専門家の視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。