家づくりコラム

土地ありで注文住宅を建てる費用相場はいくら?全国の注文住宅建築費相場一覧

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「土地はあるけれど、家づくりをどう進めればいいのか不安」と悩んでいませんか?

土地がある分スムーズに進みそうに思えますが、実際には土地の条件確認や法律のチェック、さらに建築費の相場や追加費用を踏まえた予算調整など、注意すべき点が意外と多いものです。こうした点を知らずに進めてしまうと、計画が滞ったり、予算が膨らんだりする可能性があります。

この記事では、土地ありで注文住宅を建てる際に押さえておきたい注意点や進め方をまとめました。「今ある土地をしっかり活かした理想の住まいをつくりたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

地域別・全国の注文住宅建築費相場一覧(土地代を除く)

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、土地代を除いた全国の平均的な建築費は3932.1万円、住宅面積は118.5㎡となっています。まずはこの全国水準を知っておくことで、希望する注文住宅の条件の兼ね合いを考えやすくなります。ここからは、地域別の注文住宅の建築費相場を順に見ていきましょう。

(出典:フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

北海道

北海道の注文住宅は全国平均よりも広めの住まいが多いことが特徴です。寒さが厳しい地域のため、家の暖かさを保つための高断熱・高気密仕様が求められ、その分建築コストが上がりやすい傾向があります。

東北

東北の注文住宅は全国平均よりゆったりとした広さを確保しているケースが多く見られます。冬の寒さに備えて断熱性を高める必要があるため、建築費はやや高くなる傾向がありますが、その分、快適さと住まいの長持ちを重視した家づくりが進んでいます。

北関東信越

北関東信越の注文住宅は、全国平均とほぼ同じ水準にあります。内陸部が多く、夏は厳しい暑さ、冬は冷え込みが強いなど気温差が大きい地域のため、断熱や換気、日射の取り入れ方をバランスよく考えた住まいづくりが欠かせません。

南関東

南関東の注文住宅は、全国平均と比べると建築費がやや高い傾向にあります。面積自体は全国平均に近く、コンパクトな中でも快適に暮らせる工夫が求められる地域です。

東海

東海地方の注文住宅は、建築費も広さも全国平均よりやや高い水準にあります。温暖な気候の地域が多いものの、夏の厳しい暑さや湿気に備える必要があり、断熱性や風通しを意識した設計が重視されます。

北陸

北陸の注文住宅は、全国平均よりもゆとりのある広さが確保されていることが特徴です。雪が多く湿気も高い地域のため、断熱性や耐久性に配慮した住まいづくりが求められる傾向があります。

近畿

近畿の注文住宅は、建築費と住宅面積のいずれも全国平均よりやや高い水準にあります。都市部と郊外が入り混じる地域性から、狭い敷地では工夫を凝らした設計が求められる一方、郊外では広さを活かしたゆったりした間取りが叶えやすい点が特徴です。さらに、湿気が多い気候のため、通風や断熱をしっかり考えた住まいづくりが重要になります。

中国

中国地方の注文住宅は、建築費・広さともに全国平均よりやや高めの傾向があります。温暖な気候の地域が多いものの、夏場は湿気がこもりやすいため、風通しを意識した間取りづくりが重要です。

四国

四国の注文住宅は、建築費・住宅面積のどちらも全国平均より抑えめな傾向があります。気候は温暖ですが、台風の影響を受けやすい地域でもあるため、耐風性や雨への備えを考えた住まいが求められます。

北部九州

北部九州の注文住宅は、広さは全国平均とほぼ同じ水準です。年間を通して比較的温暖で過ごしやすい地域ですが、夏の蒸し暑さや台風の影響を受けやすいことから、風通しや耐風性を意識した設計が大切になります。

南九州

南九州の注文住宅は、全国平均と比べるとややコンパクトな傾向があります。温暖な気候が魅力の一方で、夏場は強い日差しや台風の影響を受けやすいため、日射遮蔽や耐風性を意識した住まいづくりが重要です。さらに、平地と山間部で土地の条件が大きく変わる地域でもあり、立地に合わせた設計の工夫が求められます。

土地ありで注文住宅を建てるときの流れ

「土地あり」で注文住宅を建てる際も、家づくりの流れを理解しておくことが大切です。予算づくりから会社選び、工事、引き渡しまでの手順を知っておくことで、計画がスムーズに進みます。ここではその流れを紹介します。

① 予算と資金計画を立てる(約1〜2カ月)

注文住宅を建てるときは、最初に予算と資金計画を立てましょう。家づくりの方向性はこの段階でほとんど決まり、無理のない計画を進められるかどうかに大きく関わってきます。

土地を既に持っている場合でも、建物の費用だけでなく、地盤改良や外構工事、各種手続きにかかる諸費用など、追加で必要になる費用が出てくることがあります。こうした支出を把握していないと、後から予算が足りなくなり、希望していたプランをあきらめざるを得ないこともあります。

※私たちステーツで注文住宅を建てる場合に提示する建物価格は、「地盤調査」「地盤改良」「外構」「給排水工事」を建築費(請負金額)などを含めた「コミコミ価格」です。

 

住宅ローンの相談をしたり、必要な費用を丁寧に整理したりしながら、1〜2カ月ほどかけて計画をまとめていくと安心して家づくりを進められます。

②建築会社の選定・間取りの打合せ・工事請負契約&住宅ローン手続き(約2~3カ月)

続いて、建築会社の選定や間取りの打合せを行い、工事請負契約と住宅ローンの手続きを進めていきましょう。この段階で家の形や費用、工事のスケジュールが具体的に決まります。

建築会社を選ぶ際には、実績や担当者との相性、提案内容などを総合的に見て、信頼できるパートナーかどうかを判断することが大切です。間取りの打合せでは、家族の生活動線や将来の変化を考えながら、現実的で暮らしやすいプランを作ることが重要になります。工事請負契約を結び、住宅ローンの審査や契約が完了すると、建築の準備が整います。

③着工・工事・引き渡し(約4〜6カ月)

契約やローンの手続きが整ったあとは、着工に向けて最終の打ち合わせや色決め、仕様の確認を進めていきます。内容がまとまり次第、いよいよ工事のスタートです。

はじめに基礎工事を行い、その後、柱や梁を組み上げる上棟へと進みます。外観が形になってくる頃には、室内では断熱工事や設備の取り付け、床や壁の仕上げといった工程が順に進んでいく段階です。

工事がすべて完了したあとは、仕上がりに問題がないかを確認し、必要に応じて修繕を行います。最終的に状態が整っていることを確認したうえで、引き渡しとなり、新しい住まいでの暮らしが始まる流れです。

土地ありで注文住宅を建てる際の注意点とコツ

「土地あり」で注文住宅を建てる際には、土地探しからの家づくりとは違う注意点があります。ここでは、そのポイントを紹介します。

実家の敷地内に建てる場合は建築基準法に注意する

道路への接し方や建物同士の距離など、守らなければならない決まりが多くあります。実家の敷地内に家を建てる場合であっても、まず建築基準法を確認しましょう。

状況によっては敷地を分筆する必要が出てくることもあり、その際には水道や電気の引き込み方法にも注意が必要です。また、住宅ローンを利用する際には、抵当権がどこまでかかるのかを把握しておくと安心です。こうした点を予め整理しておくことで、計画をスムーズに進められます。

ステーツでは、敷地の状況や法的な条件を確認し、安全に家を建てられるよう最適な方法を提案しています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

所有している土地でも建てられないケースがある

土地には用途地域や建ぺい率、容積率といった基本的な決まりの他、道路への接し方、高さ制限、斜線制限、日影規制など、建築に関わる細かな決まりが多くあります。

例えば道路に一定以上接していない土地は「接道義務」を満たさず、建物を建てることができません。また、昔からある土地では境界がはっきりしないこともあり、測量しなければ正しい面積が分からないケースもあります。

こうした条件を満たしていないと建築確認が下りず、家づくりが進められなくなってしまいます。そのため、希望の家を建てられる土地かどうかは、私たちステーツにご相談下さい。

地盤改良や造成費が発生する場合がある(特に農地は注意する)

土地を持っていても、必ずそのまま家が建てられるわけではないため、地盤改良や造成に費用がかかる可能性を考えておくことが大切です。土地の硬さや傾き、周囲の環境によっては、建物を安全に支えるための工事が必要になることがあります。

特に、もともと農地だった土地は水分を多く含んで地盤が柔らかいことが多く、地盤調査の結果によっては大きな改良費がかかる場合があります。また、土地に高低差があると造成工事が必要となり、思わぬ追加費用に繋がることもあります。

土地の状態を正しく知るには、専門的な調査が欠かせません。早めに確認しておくことが、安心して家づくりを進めるためのポイントです。

土地に既存建物がある場合の解体費用を見込む

土地の上に既に建物がある場合は、家づくりを始める前に解体費用を見込んでおきましょう。

その際、解体にかかる費用は建物の大きさや造り、周囲の道路状況によって変わる点に注意が必要です。例えば道路が狭く重機が入りにくい土地では手作業が増え、その分費用が上がってしまいます。また、古い建物にはアスベストが使われていることもあり、その場合は専門的な処理が必要となり、さらに費用がかかります。

アフターサポートや保証内容を事前に確認する

家は建てて終わりではなく、実際に暮らし始めてからのメンテナンスや、万が一不具合が出たときの対応が住み心地に大きく影響します。

構造や設備にトラブルが起きた場合にどこまで保証されるのか、定期点検はどのタイミングで行われるのか、修理の費用は誰が負担するのかといった点を理解していないと、思わぬ出費が生まれることも。

また、アフター体制がしっかりした会社ほど、長く安心して暮らすことができます。将来の暮らしを考えるうえでも、保証や点検内容は早めに確認しておくと安心です。

ステーツでは、お引き渡し後も快適な暮らしを続けていただけるよう、2年目・5年目・10年目・20年目に無料点検を実施しています。住まいの状態を定期的に確認することで、早めのメンテナンスに繋がり、安心して暮らし続けられます。

土地ありの人が注文住宅を建てたいなら「ステーツ」にお任せ下さい

最後に、ステーツの事例を紹介します。ステーツでは、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、土地探しから家づくりまでを一貫してサポートしています。

新潟県+37.82坪の注文住宅の事例

こちらは、新潟県で建築した37.82坪の注文住宅の事例です。

1階には、趣味のピアノなどを楽しめる4.6帖の部屋を設け、将来的には寝室としても使えるように工夫しました。年を重ねても階段に頼らず生活できるよう配慮した、安心感のある設計です。

また、2階にはゆとりを持たせた部屋数を確保し、子供が独立して結婚した後には、半二世帯住宅として使える柔軟な間取りになっています。家族が自然と集まるLDKは、程よい距離感が心地よく、あたたかい暮らしが叶う住まいとなっています。

山梨県+31.26坪の注文住宅の事例

こちらは、山梨県で建築した31.26坪の注文住宅の事例です。

奥行きのあるLDKは、リビング・ダイニング・キッチンが対面で繋がっており、家族が自然に会話できる間取りとなっています。

リビングの上には吹き抜けを設け、光が心地よく届く開放的な空間に。スキップフロアの下は収納として活用でき、暮らしの利便性も向上しています。スキップフロア自体は、趣味を楽しんだり仕事に集中したりできる「隠れ家」のようなスペースとなっており、遊び心と実用性を兼ね備えた住まいです。

長野県+28.42坪の注文住宅の事例

こちらは、長野県で建築した28.42坪の注文住宅の事例です。

陽当たりと風通しの良さを最大限に活かした2階リビングは、周囲の視線を気にせず過ごせるため、プライバシー面でも安心。大きな窓から広がる景色を楽しめる、開放感あふれる心地よい空間に仕上がっています。

室内には造作のソファーヌックや窓際ベンチを設け、家の中のどこにいてもくつろげるよう、個性ある居場所を設けました。

また、脱衣室兼サンルームは「洗う・干す・畳む・片付ける」を一か所で完結できる家事ラク動線を実現。ショッピングセンターや学校、駅が近い便利な立地で、どの世代にも暮らしやすい住まいです。

ステーツではこのように、お持ちの土地の魅力を引き出す家づくりを提案しています。すでに土地はあるものの、「どんな間取りが合うのか」「自分たちの暮らし方にどう反映できるのか」と迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。敷地の条件や環境を丁寧に読み取りながら、最適なプランで理想の住まいづくりをお手伝いします。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。注文住宅に数多く関わらせていただいた住宅プランナーの視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。

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