
これから家づくりをする方で子供が3人いる場合、どんな間取りにすればいいか悩むことも多いのではないでしょうか。
子供部屋の数や収納など、注文住宅で間取りを検討する際の注意点やポイントをご紹介します。

- 子供部屋の数について
- 1.新築時に子供3人分の個室を作る場合
- 2.子供部屋を後から仕切る場合
- 3.予備室を作って必要に応じて子供部屋に変更する
- 子供3人の家族におすすめの間取りのポイント
- 1.1階と2階にトイレと洗面台を設置する
- 2.ランドリールームの動線をよくする
- 3.ファミリークローゼットを活用する
- 4.シューズクロークを設置する
- 子供3人家族の間取りに関するお悩み・要望
- 1.子供部屋の数は3つ必要?
- 2.子供部屋の広さはどのくらい必要?
- 3.子供とのコミュニケーションを大切にしたい
- 4.狭小地でも子供部屋を3つ作りたい
- 間取り事例
- 事例01:小上がり畳スペースのある間取り
- 事例02:収納たっぷり!家族が快適に暮らせる間取り
- 事例03:限られたスペースでも快適!5人家族が暮らせる間取り
- まとめ

子供部屋の数について

子供部屋の間取りは3つのパターンがあります。
- 新築時に子供3人分の個室を作る
- 部屋を後から仕切って分割できるようにする
- 予備室を作って必要に応じて子供部屋に変更する
それぞれ事例を紹介しながら、それぞれの間取りのメリット・デメリットをご説明いたします。
1.新築時に子供3人分の個室を作る場合


家を建てる時に3人分の個室を作る場合の間取りです。
あらかじめ3人分の個室を作っておくメリットは、子供の収納に余裕があり、プライベートスペースを最初から確保できることです。
デメリットは、部屋数が多くなるのでその分建築面積と建築費用が大きくなってしまうことです。





2.子供部屋を後から仕切る場合

新築時に個室を作らず、後から部屋を仕切りなどで分割して子供部屋を増やせるようにすることもできます。
メリットは、子供の成長に合わせて使い方を変えられることです。例えば子供が小さいうちは兄弟姉妹で遊べる広い子供部屋や、両親と子供みんなで寝れる寝室として使用することができ、成長して個室が必要になれば作り変えることができます。



工事費用は目安としては10〜15万円くらいが一般的ですが、教育費など出費が増えてくる時期に重なりやすく、家計の負担になりやすいので注意してください。
また、1日〜数日で工事が終わるとはいえ、その間は部屋が使えなくなるのが不便だったという声も多いです。


仕切りの壁を取り付ける場合は、新築時に下地を入れておかないと後から柱やレールを取り付けることができないので注意してください。


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3.予備室を作って必要に応じて子供部屋に変更する


いまは子供が2人でも、3人目が生まれた時に対応できるよう、予備室を確保しておくという考え方もあります。



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子供3人の家族におすすめの間取りのポイント
子供部屋以外にも、子供が3人いる家庭におすすめしたい間取りのポイントをご紹介します。
1.1階と2階にトイレと洗面台を設置する

子供が3人いると、朝の身支度の時間などに同時に利用することが多いため、トイレと洗面台は1階と2階それぞれに一つずつあった方がストレスなく使えます。


2.ランドリールームの動線をよくする
子供が多いとその分洗濯物も多くなり、家事動線が重要になります。
洗濯機から取り出した洗濯物を運ばずにすぐ干せるように、洗濯機の近くに物干し(サンルーム)を設置したり、乾いた洗濯物をすぐに片付けられるようにファミリークローゼットをランドリールームの近くに配置するなどの工夫で、日々の家事がぐっと楽になります。

3.ファミリークローゼットを活用する
家族みんなで使えるファミリークローゼットを作ると、干した後の洗濯物の片付けなどが一箇所にまとめられるので便利でおすすめです。
収納できる容量も、人数が多い分、多めにつくることが大切です。
家族みんなが使いやすい場所に配置するなど、間取りも十分考える必要があります。
4.シューズクロークを設置する
靴だけではなく、コートやベビーカーなども収納できる土間空間がシューズクロークです。散らかりがちな玄関がすっきり片付くだけではなく、使いやすい収納動線をつくることで、家族みんなが便利になるので設置をおすすめします。
また、子供が3人いる場合は混雑しないよう、玄関の幅を広くするとともに、靴の収納スペースもしっかり確保するようにしましょう。

子供3人家族の間取りに関するお悩み・要望
1.子供部屋の数は3つ必要?

子供の年齢差や性別にもよって変わりますが、必ずしも3つ個室を作る必要はありません。
共有で子供部屋を使う場合の注意点はこちらです。
同じ部屋を同性で共有するようにする。
同じ部屋を使う兄弟姉妹はなるべく同性になるようにしてください。同性同士の方がストレスが軽減される傾向があります。
プライベート空間を確保できるようにする。
同じ部屋を共有する場合も、部屋の中にプライベートな空間は必要です。衝立や家具などで間仕切りを用意するなど工夫しましょう。
また、お互いの勉強の邪魔にならないよう、机を離すなど集中できる空間の確保も重要です。
年齢差を利用する。
子供の年齢差が大きい場合、一番下の子供に個室が必要になるタイミングで、一番上の子供が進学などで一人暮らしを始める可能性も考えられます。
もしそうならなかった場合も、共有して部屋を使うことはできるのでフレキシブルに対応することも可能です。

2.子供部屋の広さはどのくらい必要?

子供部屋を個室で作る場合、最低4.5帖くらいは確保するようにしましょう。
完全な個室として部屋を確保するのが難しい場合は、大きい部屋を可動式の壁で分割して使うこともできます。
3.子供とのコミュニケーションを大切にしたい

子供や家族とのコミュニケーションを大切にできる家にしたいという方は多いです。
特に子供が思春期を迎えると、だんだんと親の目が行き届きづらくなるのではないかと不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一つ目はリビングに階段を設置して、子供部屋からの出入りがある時は必ずリビングを通るようにすることです。
二つ目は、両親の寝室を1階玄関脇に設置したり、2階の場合は寝室のドアの前を通らないと階段を降りられないようにすることです。
このような間取りにすることで、子供の出入りの気配を感じ、さりげなく見守ることができます。
4.狭小地でも子供部屋を3つ作りたい


建築面積が小さい場合でも子供部屋を3つ作りたいという要望は多いです。
こちらは、30坪でも2階建てで子供部屋を3部屋確保した事例になります。

また、サンルーム、ファミリークロークを2階にすることで1階の面積が大きくなりすぎないように工夫しています。
間取り事例
ここからはステーツが建てた、間取り事例を紹介します。
事例01:小上がり畳スペースのある間取り


面積:39.16坪
家族構成:夫婦+子供3人
こちらは、1階に寝室を配置し、子供部屋は2階に設けた間取り事例です。
リビングダイニングの一角には、小上がりの畳スペースがあり、くつろぎの場としてはもちろん、来客時にも活用できる便利な空間となっています。

この畳スペースは階段と一体化しており、階段がまるでインテリアの一部のように空間に溶け込んでいます。畳の温もりと木のぬくもりが調和し、自然な落ち着きを感じられるデザインが魅力です。
小上がりの段差と階段の段差を連続させることで、階段の段数が少なくなり、上り下りがスムーズになるのもポイントです。


小上がりの畳スペースはお昼寝や遊び場として活用でき、リビングやキッチンにいながら子供の様子を見守ることができます。
デザイン性と機能性を兼ね備えた、家族みんなが快適に過ごせる住まいです。
事例02:収納たっぷり!家族が快適に暮らせる間取り


面積:39.29坪
家族構成:夫婦+子供3人



こちらは、2階に4つの部屋を設け、家族それぞれのプライベート空間を確保しながら、使いやすさも考えられている間取り事例です。
1階の玄関横にはシューズクロークがあり、靴や外遊びグッズなどをすっきり収納できます。
さらに2階には、小屋裏収納とウォークインクローゼットがあるので、季節ごとの衣類や大きな荷物もたっぷり収納できます。
各子ども部屋にも収納スペースが確保されており、子供たちが自分の持ち物を整理しやすい工夫がされています。
事例03:限られたスペースでも快適!5人家族が暮らせる間取り


面積:30.31坪
家族構成:夫婦+子供3人


こちらは、狭小地でも5人家族が快適に暮らせるよう、工夫された間取り事例です。
1階はリビングキッチンを中心に配置し、開放的な空間を実現。キッチンとリビングが一体化しているため、料理をしながらでも家族との会話が弾みます。
2階には子供部屋を3つ設け、それぞれが独立した空間を持てるよう設計。収納スペースは壁面を活用することで、限られたスペースの中でもすっきりと片付き、部屋を広く使える工夫が施されています。
まとめ

子供3人5人家族の場合の間取りの事例やポイントをご紹介しました。
子供部屋については、子供の年齢差や性別にもよりますが、必ずしも3人分の個室を作る必要はありませんが、あとから必要になった場合対応できるように設計時に配慮しておくことは重要です。
また家事の負担を減らす工夫や、家族の動線に関する配慮は必ず行うようにして、暮らしやすい家づくりをしていきましょう。

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