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家づくりコラム

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【平屋4LDKの間取り成功例】広さの目安や費用、建てる際のコツを紹介

平屋の注文住宅を検討している方のなかには、4LDKを希望しているものの、なかなか参考にできる間取りに出会えていない方も多いのではないでしょうか。

近年の主流は3LDKであるため、4LDKの間取りは減少傾向にあります。しかし、家族の人数が多い、趣味部屋を設けたい、といった理由から4LDKを希望する方は少なくありません。

そこでこの記事では、平屋4LDKの間取りの成功例の一部をピックアップしました。間取りを参考にして、理想の住宅のイメージを膨らませましょう。

平屋で4LDKの間取りを作る際のコツ

平屋4LDKの間取りを作る際には、いくつかのコツがあります。以下では特に大切な6つのコツを解説します。

自然光を取り入れる

平屋はワンフロアが広い空間なため、家の中心部まで自然光を届けるには工夫が必要です。

例えば小屋裏を活用し、勾配天井にすることで天井高を高くすることができます。さらに、高窓を設けて自然光を取り入れると、明るく開放的な空間を実現できます。

また、リビングルームやダイニングエリアに、大きな窓を配置することも効果的です。

通風を確保する

通風を確保するには、窓を設けるだけでなく、風の通り道を考慮した家づくりをしましょう。

一般的に温かい空気は上へ行き、冷たい空気は下へ溜まります。この性質を利用して、風の入口は住居の低い位置へ、風の出口は住居の高い位置へ設定すると、効率的な換気が可能です。

2階建ては換気に特化した窓を1階・2階へそれぞれ設置できます。しかし1階部分しかない平屋は空気が滞りがちになります。したがって、部屋の配置や窓の位置を工夫して十分な風の流れの確保する対策が欠かせません。

窓の向きや大きさ、開閉方法なども、風の通り道を最大限に活用するために重要な要素です。

収納を確保する

平屋の4LDKの間取りを作る際に重要なのは、収納スペースの確保です。

立地にもよりますが、一般的に平屋は2階建てよりも延床面積が小さくなる傾向にあるため、限られたスペース内で効率的に収納を作る必要があります。

例えば、小屋裏や中二階、床下を活用することで限られたスペース内で効率的な収納ができます。

ただし、設計の際には各部屋の機能や用途、使いやすさなどへの考慮も必要です。衣類や生活用品、書類など、嵩張りがちな物も整理整頓しやすくなる工夫をしましょう。

動線が長くならないようにする

生活動線が長いと、炊事や家事など家の中で、無駄に移動しなければなりません。家のスペースを効率的に利用できなくなることもあります。

平屋を効率的な間取りにするのであれば、キッチンと水回りの配置を近くにして家事動線をまとめたり、廊下をなくしたりと工夫しましょう。

建物に凹凸をつけると、よりおしゃれな印象になる

建物に凹凸をつけることで、外観に立体感を持たせることができます。例えば、玄関やリビングルームの出窓を設けたり、屋根に突出したデザインを取り入れることで、建物全体がより魅力的に見せられます。

平屋の建物に凹凸を取り入れると、建物に奥行きや立体感が生まれ、視覚的な魅力を高めることが可能です。

凹凸によって生まれる影や光の反射は建物の表情を豊かにし、デザインに深みを与えることも。建物の特定の部分を強調したり、個性を表現したりもできます。

ただし、凹凸の外壁をきれいに貼り分けるにはセンスが必要です。平屋での家づくりについて、専門的な技術をもった注文住宅会社に依頼すると、洗練された理想的な外観を実現できます。

ステーツでは色の打合せには専属のコーディネーターが同席させていただくので、間違いのない配色に仕上がります。

廊下を少なくする

平屋4LDKの設計では、部屋の中を明るくするために廊下を少なくすることが重要です。

廊下を少なくすることで、部屋に自然光を取り入れやすくなり、明るく開放的な居住空間を実現できます。

例えば、それぞれの部屋の出入口を直接リビングルームや廊下、各部屋をつなぐことで、廊下の長さを短くできます。

廊下を少なくすると、居住者の動線の効率化や居住スペースを最大限利用できるため、生活の利便性向上にも有用です。

部屋の用途や使い勝手を検討する

平屋の家づくりでは、階段のないコンパクトな構造のなかに、すべての機能が収まっています。

各個室を必要最低限かつ使いやすい形にするには、家づくりで何を重視するか、2階建てのお家よりも検討が必要です。

床面積をどう有効活用できるか、将来のライフスタイルの変化にどう対応するかなど、色々な角度から部屋の用途を計画しましょう。

おしゃれな平屋4LDK間取りの成功例

ここからはステーツのおしゃれな平屋4LDK間取りの成功例を紹介します。家づくりの参考にしてください。

家族のプライバシーに配慮した間取り

和室+他3部屋の4LDK
敷地426.51㎡、延べ床面積127.69㎡

こちらはゆったりとした広々空間で、プライバシーを確保した事例です。平屋のワンフロアで、ホール(廊下)を使って各部屋を分けました。

LDKは和室も組み込み、広々としたくつろぎ空間を実現。屋根の高い部分を利用してスキップフロアも用意し、誰もが心地良く過ごせる空間にしました。

屋根形状を利用したスキップフロアはちょっとしたプライベートスペースの利用に最適です。

庭との繋がりを持たせた開放的な間取り

和室+他3部屋の4LDK
敷地498.31㎡、延べ床面積120.70㎡

広大な敷地に広がる大きな庭を、建物の裏側に配置。開放的な窓で内外をつなぎ、自然との調和を図って設計しました。

LDKでは和室を組み込み、平屋ならではの高い天井を活かし、開放感あふれる空間を演出。ランドリーやファミリークロークなどの機能的なスペースも充実させています。

「ステーツが送る平屋の暮らし」では、ステーツで建築した平屋の事例をご確認いただけます。
外観や内装に加え、標準設備なども掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。

>>ステーツが送る平屋の暮らしはこちら

4LDK平屋のメリット

4LDK平屋のメリットは主に8つです。以下でこれらのメリットを詳しく解説します。

開放的でおしゃれな空間にしやすい

平屋は縦の空間を活かした家づくりができるため、開放的でおしゃれな雰囲気を醸し出すのに最適です。

例えば、屋根の高さを活かして勾配天井を設けたり、高い天井を空間の余白として活かし、おしゃれな空間デザインを実現させられます。

リビングルームに大きな窓を設ければ、自然光をたっぷり取り入れながら、モダンな家具やアートを配置して、さらにおしゃれを演出できる点もメリットです。

バリアフリーにしやすい

平屋の4LDKでは、段差のない一つのフロアで生活するため、ご高齢の方や身体に障がいのある方にとっても簡単に移動可能です。

例えば、バリアフリーの浴室やトイレ、広めの廊下を設けることで、安心して生活できる環境を整えられます。

平屋なら2階建ての家のように、階段でつまずいてケガをする心配もありません。

家族とのコミュニケーションが取りやすい

平屋はリビングルームやキッチンがつながっていたり、一つの階層に部屋が配置されたりしているため、家族が同じフロアにいることが多い分、距離感が近くなります。家族が日常的な活動を共有しやすいため、会話や交流が自然に生まれやすくなるでしょう。

さらに、平屋の家は、室内と庭などの外部空間を一体化しやすい点もメリットです。庭やテラスなどの外部空間とリビングルームをつなげれば、家族が屋内外を行き来しやすくなり、コミュニケーションを取りやすい空間になるでしょう。

部屋数にゆとりが持てる

4LDKの平屋は、部屋数にゆとりが持てるのが魅力です。

4人家族であれば、夫婦と子供それぞれが独立した部屋を持てますし、夫婦で寝室を同じにすれば、1部屋をゲストルームや趣味室などに充てられます。

地震の揺れや強風に強い

平屋は2階建ての家と比べると重心が低くなるため、地震の揺れや強風に対する安定性が高まる点がメリットです。また、建物の高さが低いため、風の抵抗も小さく、強風による倒壊や損傷のリスクも低くなります。

さらに、平屋の建物は構造がシンプルなため、壁の面積が少ない場合が多い点も特徴です。これにより、地震や強風による負荷が分散されやすくなり、建物全体の耐震性や風圧に対する耐性が向上します。

家族のプライバシーを確保しやすい

4LDKの平屋では部屋数が多くなるため、プライバシーを確保しやすい点がメリットです。

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)以外に個室が4部屋あるので、3〜4人家族であればそれぞれに個室を用意することが可能です。家族のライフスタイルの変化に合わせて、在宅ワークスペースや来客用の部屋、趣味の部屋など、部屋を使い分けることもできます。

5人家族に対応できる

平屋の4LDKは、5人家族や大家族に対応できます。親と子供たちがそれぞれの部屋で個室を持ち、プライバシーを確保しながら暮らすのに最適です。

5人家族でも夫婦で1つの部屋を使うことで、子供部屋をそれぞれ確保できます。

土地の維持管理の負担が減る

平屋は必然的に建築面積が増えるため、土地の余白が少なくなります。

通常、土地の余白が広い場合には、草木が生い茂りやすく、定期的な除草作業が必要です。しかし、平屋の4LDKの家では余白が少ない分、雑草や草木の生えやすいスペースも限られます。結果として雑草管理の作業が減少し、土地の維持管理の負担が軽減されるのです。

掃除や整理整頓の負担が減る

2階建ての同じサイズの建物と比べると、平屋は階を行き来しなくて良い分、掃除の手間や労力を省ける点がメリットです。

例えば、1階で洗濯をした後、2階のベランダに干しに行き、乾いたら取り込んだ洗濯物をまた1階のクローゼットに収納しに戻るといった手間が手間が省けます。また、重い掃除機を1階から2階に運ぶ労力も必要ありません。

最初から段差のない仕様にすれば、掃除ロボットの利用もしやすくなり、家事が楽になります。

4LDK平屋のデメリット

4LDK平屋にはメリットだけでなく、デメリットもあります。ここでは主に7つのデメリットを解説します。

2階建てに比べて広い土地が必要になる

平屋の4LDKの家では、同じ間取りを持つ2階建てと比較して、広い土地が必要になります。

これは建築基準法によって定められた建ぺい率によるものです。建ぺい率とは、土地の何割まで建物を建てられるかを定める値です。

例えば、建ぺい率が60%の場合、50坪の土地に建築面積30坪までの建物を建てることが可能です。

平屋は2階建てと違い、高さで面積を確保できないため、その分広い土地が必要になります。

建ぺい率60%の土地に延床面積40坪の建物を建てる場合、2階建てと平屋で以下のようになります。

・2階建て:1階と2階をそれぞれ20坪にすれば34坪程度の土地面積で足りる
・平屋:1階のみで40坪確保する必要があり、67坪以上の土地が必要

都市部など取得できる土地面積が限られている場所では、平屋を建てられるほどの土地の取得がそもそも難しいケースもあるでしょう。

各部屋が狭くなる可能性がある

土地が狭い場合や建築基準法の制約がある場合には、各部屋の広さが制限され、狭くなる可能性がある点がデメリットです。

また、部屋の広さの配分にも注意が必要です。

例えば、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を広く確保するために、他の部屋のスペースを削減する必要がある点にも注意が必要です。

建築費用が高くなる可能性がある

平屋の基礎工事は、2階建てと比較すると広範囲で行われるため、コストが高くなるケースがあります。

広い敷地に建てる平屋では、基礎や屋根の面積が広くなるためです。一般的に同じ面積の建物を建てる場合、2階建てよりも平屋のほうが坪単価が高くなると考えましょう。

防犯面の対策が必要になる

平屋は2階建てと違い、足場などがなくても1階からすべての出入り口・開口部にアクセスできるため、外部からの侵入リスクが高まります。

そのため、セキュリティシステムの導入や、窓や出入り口の強化、外部の監視カメラの設置など、適切な防犯対策が不可欠です。

浸水時のリスクが高い

平屋は建物全体が地面に近くなるため、洪水などが発生した際の浸水リスクが高まります。

平屋を検討している方は、浸水リスクを下げるために、土地選びの段階から注意しなければいけません。最も重要なのは洪水ハザードマップの確認です。過去の浸水履歴などもチェックできるため、浸水リスクの低い土地を選びましょう。

また、住み始めてからは、自宅前の側溝が詰まっていないかなど、定期的にチェックしておくのがおすすめです。

2階以上の建物で囲まれると影になりやすい

平屋は周囲が2階以上の建物で囲まれると、日照不足が生じる可能性があります。

日中の日差しが不足すると、洗濯物が乾きにくくなる、湿気が溜まって外壁にカビが発生しやすくなるなど、住まいの快適性が損なわれる可能性があります。

周囲の建物の配置や高さを考慮して、日当たりや風通しの良い場所に住宅を建てましょう。

4LDKの平屋を作るために必要な広さと費用

4LDKの平屋を作るために必要な広さはどのくらいなのでしょうか。

戸建ての場合、4LDKの間取りを作る際、延床面積は30坪前後になるケースが多いです。

この場合、例えば次のような間取りをプランニングできます。

・20畳のLDKと8畳の部屋
・6畳の部屋が2つ
・5畳の部屋

続いて、4LDKの平屋を建てる際の費用の目安についても把握しておきましょう。

平屋の坪単価は60~80万円が相場です。ステーツの平屋の坪単価も、相場と同程度の667,333円(税込)となっています。これは現在の商品価格で標準仕様の価格を坪数で割って算出した金額です。

つまり、30坪の平屋を作るために必要な費用の相場は、2,000~2,400万円となります。

ただし、上記はあくまでも30坪の場合であり、坪数が変わると単価も変わります。正確なお見積りをされる際は、ぜひハウスメーカーにご相談ください。

4LDKの平屋を建てる際のポイント

4LDKの平屋を建てる際には、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか。ここでは主に4つのポイントを解説します。

ライフステージやライフスタイルを踏まえて検討する

平屋を建てる際は家族の構成や将来のライフスタイルを考慮することがポイントです。

例えば、子供が成長し独立することを踏まえ、将来的に使い勝手の良い間取りやスペースを考える必要があります。

具体的には、子供部屋を将来的に書斎や趣味のスペースに変えることを想定した形にしておくなど。長い期間住むことを踏まえて、間取りを考えましょう。

最適な平屋の形を考える

平屋の形状は、家の外観や内部のレイアウトに大きな影響を与えます。土地の形状や周囲の環境を考慮し、最適な平屋の形を選ぶことがポイントです。

基本のI字型のほかにも、L字型やコの字型、ロの字型など、豊富なバリエーションから形を決めることが可能です。

例えばコの字型にすると、凹んだ部分の正面や側面にも窓を配置できるため、窓を多くつけられます。また、ロの字型はプライバシーを確保できる中庭を設けられる、個性的な見栄えにできるといった特徴があります。

家の形を工夫すれば、立地や4LDKのデメリットを解消できる場合もあります。最適な家の形を考えながら、家づくりを進めましょう。

部屋の大きさを絞るかある程度広い土地を選ぶ

4LDKの平屋を建てる際には、部屋の大きさと土地の広さをバランス良く考えることが重要です。部屋の大きさを絞る場合は、必要な機能や使い方を見極め、無駄を省いた効率的な間取りを設計しましょう。

土地が十分に広い場合は、各部屋を広く取ることで居住空間の快適性を向上できます。一方、土地が限られている場合は、部屋の大きさを抑えて必要な部屋数や機能のバランスを考えることが重要です。

平屋が得意なハウスメーカーに相談する

平屋の家づくりは専門的な技術や知識が欠かせません。ノウハウや実績などはハウスメーカーによって異なります。平屋での家づくりをご検討の際には平屋が得意なハウスメーカーに相談しましょう。

過去の施工事例や顧客の声を参考にし、信頼性のあるハウスメーカーを選定してください。

まとめ

平屋4LDKの間取りには2階建ての家づくりにはない魅力があります。今回紹介したポイントやコツ、おしゃれな間取りの成功例をぜひ、ご自身の家づくりに活かしてみてください。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、納得いくまで平屋4LDKのプランをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
一級建築士や一級施工管理技士、インテリアコーディネーターなどのステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。 注文住宅に数多く関わらせていただいた専門家の視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。